前回のアフリカ編に続き、今回はブラジルのコーヒー豆の特徴についてまとめます。
前回の記事(アフリカ編)はこちら↓
ブラジル

言わずと知れたコーヒー豆の世界1の生産国です。 また、世界2位のコーヒー消費国でもあります!
コーヒー生産がブラジルの経済を支えている程国内でも重要な産業ですり現在栽培されているコーヒーノキの本数はなんと60億本と言われています!
そんなコーヒー大国のコーヒーを紐解いていきましょう!
コーヒー生産の歴史
ブラジルのコーヒー生産は1727年にパラー州で海外から持ち込まれたコーヒーノキによって始められたと言われています。
当初は奴隷によって栽培されていましたが、奴隷制度廃止によって失われ、その後はヨーロッパからの移民によって労働力を賄いました。
その後、次第に世界シェアを拡大していき、1920年代には世界シェアの80%を占めるまでに成長した。その後、世界的にコーヒーの生産が盛んになりシェアを縮小しつつあるが、それでも生産量は未だに世界一を誇っています。
ブラジルの国土や気候
また、国土の60%は高原であり、主に中南部に広がっています。また、生産地もこの地域にあります。
北部は熱帯気候ですが、南部は亜熱帯気候です。更に中部は雨季と乾季があり、朝晩の気温差も激しく…
この次の文章で何を書くかコーヒー好きならもう分かりますよね?
そう、コーヒー栽培にピッタリな気候です!
「リオ臭」とは??

ブラジルのコーヒーについて調べていると度々目にする「リオ臭」というワード。
これはリオ・デ・ジャネイロ周辺で栽培されたものの中に含まれる強烈な匂いがする言わば「欠点豆」です。
原因はリオ・デ・ジャネイロ周辺の土壌にあると言われていますが、まだ、ハッキリとした原因は判明していないようです。
その匂いはよく「ヨード臭」「石灰のような匂い」などと言われますが、その通りで、薬品のような強烈な匂いです。
この豆は少数含まれるだけでかなり味覚に影響を与えるため、たとえこの欠点豆が少数しか含まれていなくても「RIO」と言われる訳あり品されてしまうほどです。
しかし、この匂いを好む方もいるようですので、気になる方は一度試してみてもいいのではないでしょうか?
ブラジルコーヒーの味わい

ブラジルコーヒーはブレンドのベースとして広く用いられることがあるように、かなりバランスが取れた味わいです。
もちろん、スペシャルティコーヒーとして優れた風味や特徴的な味わいを持つものもあります。
ブラジルコーヒーはNo.2〜No.8に等級分けがされています。No.1は存在しません。それは農作物であるため、完璧なものは存在しないためだそうです。
その具体的特徴は酸味、苦味、コク共に程よく、そのフレーバーは「チョコレート」を思わせるものです。
また、そのバランスの良さ故にどのような焙煎でも美味しく召し上がることが出来ます。
まとめ
今回はブラジルコーヒーについてまとめました。
やはりコーヒー大国であるだけにコーヒーについて面白い歴史や特徴を持った国でした!
興味が湧いてきた方はこの機会にブラジルコーヒーを召し上がってみてください!