
2019年11月26日スターバックスジャパンが驚きの発表をしました。
「紙ストローは…ありまぁす!」
これは冗談として、日本のスターバックスは2020年1月から段階的にFSC認証紙ストローを導入・同3月までに全店舗で紙製ストローの提供開始が始まります。
スターバックスは、2018年7月、2020年末までに世界中のスターバックスでのプラスチックストロー提供を撤廃を目指し、紙ストローへの切り替えを行うと発表しました。今回のニュースはこの発表に応える形で出されました。
また、フラペチーノ用の太い口径のストロー(ワイドストロー)は2020年5月から紙ストローへ順次変更されます。
因みに紙ストローの導入により、年間でプラスチックストロー約2億本分のプラスチックが削減できるとしています。
お隣韓国では、2018年8月より段階的に紙ストローの導入が始まっています。
FSCについて

FSC(R)(Forest Stewardship Council(R)、森林管理協議会)とは、木材を生産する世界の森林と、その森林から切り出された木材の流通や加工のプロセスを認証する国際機関。
https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/3547.html
森林環境の保全・地域社会への貢献・経済的な持続可能性が認められた木材についてFSCのマークが付けられます。FSCのマークがついている製品を使うことで、違法伐採を減らしたりその地域の方々の生活を間接的に支えることが出来ます。
スターバックスで導入される紙ストローはこのFSC認証を受けた紙から作られています。
紙ストローのメリット・デメリット
紙ストローとは文字通り紙から作られたストローです。
そのため、口に触れた時の感覚は「紙そのもの」であると言われています。
紙ストローのメリット
・環境維持につながる
これは言うまでもありませんが、プラスチックストローが生分解(微生物による分解)されるまで数百年かかると言われていますが、紙ストローはせいぜい数か月で分解されます。
また、プラスチックごみの海洋漂流は世界的な問題でもあり、2015年のウミガメの鼻に詰ったストローを取り除く動画は大きな話題を呼びました。
紙ストローのデメリット
・慣れが必要
紙ストローを使用した事がある方の感想を調べると、多くの方は「唇に触れた瞬間に紙である感じる」と言っています。
また、プラスチックストロー特有の弾力が無く、飲み進めていくと次第にふやけてしまうと言う声もありました。
しかし、現在は技術の進歩により耐久性が5時間維持する紙ストローも登場していますので、このデメリットも次第になくなっていくかもしれません。
まとめ
今回は来年2020年1月から順次導入される紙ストローについてのご紹介でした。慣れるまでは紙の質感や、多少のふやけが気になると思いますが、一度慣れてしまえば特に何も感じなくなるのではないでしょうか。
紙ストローを技術もどんどん進歩しており、耐久性もどんどん高くなっていますので、今後の進歩に期待しましょう。