【インドネシア コーヒー】インドネシアコーヒーの味の特徴や主な生産地、等級など

  • 2020年8月13日
  • 2020年8月13日
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インドネシアの国旗

アジアを代表するコーヒー生産国のうちの1つであるインドネシアは、マンデリンやスラウェシ、コピルアク等世界でも注目される銘柄を輩出しています。

酸味が少なくコクが深く、日本人のコーヒーの好みにピッタリであるともいえるインドメシアコーヒーの魅力をたっぷりご紹介します。

インドネシア

インドネシアは東南アジアに位置する国で、赤道をまたぐ1万3千466もの島から構成されている島国です。

国名インドネシア共和国
首都ジャカルタ首都特別州
人口2億6,400万人(世界第4位)

また、火山が非常に多く火山灰を含む肥沃な大地や豊富な降水量などコーヒー生産に適した環境が整っており、2018年どのデータではブラジル・ベトナムに次ぐ生産量を誇り、世界を代表するコーヒー大国となっています。

インドネシアで栽培されているコーヒーの品種の凡そ9割はロブスタ種(カネフォラ種)であり、残りの約1割がアラビカ種また微かにリベリカ種も栽培されています。

インドネシアコーヒー生産の歴史

インドネシアのコーヒー生産は、オランダ領東インド時代にさかのぼります。

17世紀末にインドからアラビカ種のコーヒーの木がジャワ島に持ち込まれ、1830年に施行された強制栽培制度によってコーヒーの生産が拡大しました。

しかし、1900年初めにコーヒー栽培の天敵であるさび病が大流行したため、それ以来は病気に比較的強いロブスタ種の栽培にとって代わるようになりました。

主なコーヒー生産地

インドネシアのコーヒー生産地は次の3つの島をメインに栽培されています。

・スマトラ島

・スラウェシ島

・バリ島

スマトラ島

スマトラ島は長さ1790km、最大幅が435kmもある世界で6番目に大きくインド洋と南シナ海を隔てている島です。

島の西部には3,805mのクリンチ山を含むバリサン山脈が走っており、標高が高く高温湿潤な環境で上質なコーヒーが育てられています。

スマトラ島といえば何といっても「マンデリン」です。

マンデリンはスマトラ島の一部で栽培されているアラビカ種の銘柄であり、マンデリン族という現地の民族が栽培したことから名付けられました。優れた環境で栽培されているため、非常に品質が良くインドネシアを代表する高級銘柄の一つです。

マンデリンは深いコクと少ない酸味と、上品で優雅な香りがあるのがあるのが特徴です。

スラウェシ島

インドネシアの高品質コーヒー生産地として名高いスラウェシ島はインドネシア中部に位置する島です。特徴的な形をした島は全体的に山がちな地形であり、スラウェシ島の最高峰はラティモジョン山(3,478m)です。

1900年にコーヒー栽培が始まり、生産量は少ないながらもヨーロッパでの評価は高くオランダ王室御用達コーヒーとして愛飲されてました。しかし、第二次世界大戦等の混乱で放棄されたコーヒー農園は長らく荒廃していましたが、1973年4月に木村コーヒー(現キーコーヒー)の役員がスラウェシ島のコーヒー農園を発見し、その再生へと乗り出しました。

スラウェシ産のコーヒー豆の中でも特に注目なのは「トラジャ」です。

南スラウェシに位置するトラジャ地方では現地民族のトラジャ族が栽培しているトラジャコーヒーがあります。

コーヒー栽培に適した環境が整っているトラジャコーヒーは、香り高くふくよかな甘みと程よい苦みがあり酸味が少ないのが特徴です。そのため、少し深めに焙煎してミルクや砂糖を加えてもコーヒーの味を存分に楽しめます。

バリ島

人気観光地であるバリ島も実はコーヒー生産が盛んな地域の1つです。

面積は5,633㎢ほどの広さにの島には多くの火山があり、バリ・ヒンドゥー教の信仰の対象にされているアグン山(標高3,142㎞)やキンタマーニ高原で知られているバトゥール山(標高1,717㎞)などがあり、これらの火山活動のおかげで肥沃な土壌が作られ上質なコーヒーが作られます。

このキンタマーニ高原で栽培されているアラビカ種は「バリ神山」や「バリアラビカ神山」と呼ばれており、芳醇な苦みやコク、ハーブのような華やかな香りがある上品なコーヒーとして多くの人に愛されています。

インドネシアのコーヒー豆加精製方法

coffee cherries , coffee bean and coffee powder with black coffee in cup on white background

インドネシアの加工方法はアフリカや中南米ではあまり行われない少し特殊な方法で加工されています。

その名も“スマトラ式”と呼ばれる方法です。

コーヒー精製方法の主な方法である水洗式(ウォッシュド)・乾燥式(ナチュラル)・パルプドナチュラルでは生豆を覆うパーチメント(内果皮)は乾燥後に取り除かれます。

しかしスマトラ式では以下のような手順で生成されます。

  • 収穫
  • 果肉除去
  • 粘液質除去
  • 予備乾燥
  • 脱穀
  • 乾燥

特徴的なのは乾燥という工程が2回入っていることです。1度目が半乾きの状態まで乾燥させ、脱穀を経て再び乾燥させます。

このような手順を取っているのは、インドネシアの気候が影響しています。

インドネシアには乾季と雨季があり、おおむね乾季が5~10月で雨季が11月~4月になっています。しかし、コーヒーの収穫期が9月から6月まででそのうち収穫のピークは10~12月と2~4月の2回ですが、どちらも雨季と重なっています。

このため、乾燥にかかる時間を減らすためにこのような独特な精製方法がとられています。

インドネシアコーヒーの等級分け

インドネシアのコーヒーは欠点豆の数によって等級分けがなされます。

精製されたコーヒー豆300g中にいくつ欠点豆があるかによって以下の5段階に評価されます。

G1(グレード1)欠点豆:0~11個
G2(グレード2)欠点豆:12~25個
G3(グレード3)欠点豆:26~44個
G4(グレード4)欠点豆:45~80個
G5(グレード5)欠点豆:81~150個

超高級コーヒー“コピ・ルアク”

インドネシアのコーヒーを語るうえで外せないのは何といっても“コピ・ルアク”です。

コピ・ルアクはジャコウネコの排泄物から取り出した未消化のコーヒー豆を綺麗に洗浄したものです。

ジャコウネコがコーヒー豆を食べることによって、そのコーヒー豆はジャコウネコの腸内に存在する消化酵素や腸内細菌によって発酵が進み、中将では得られない独特の香味が得られると言われています。

流通量が少ないことに加えて、その独特な風味が評価され非常に高値で取引されています。その価格はゲイシャ種を超えることも!?

日本のカフェでコピ・ルアクを飲もうとすれば安くても一杯1,500円、高いところになると1万円を超えることも…

インドネシアコーヒーの飲み方

インドネシアのコーヒーは酸味が少なくコクが深いという特徴があります。

そのため、エスプレッソやコーヒープレス、金属フィルターを使うことで重厚感を引き出すことが出来ます。逆にペーパーフィルターを使うと複雑な風味や香りを鮮明に感じられるコーヒーをいれることができます。

また、インドネシアコーヒーは力強い味わいがあるため、ミルクや砂糖を加えても風味をしっかりと感じることが出来ます。

私のおすすめはビアレッティです。

氷を一杯に詰め込んだグラスの中にビアレッティのモカエキスプレスで淹れたインドネシアコーヒーを注ぐことで、香り・風味を存分に楽しめるアイスコーヒーを堪能することが出来ます。

本場の飲み方「ジャワコーヒー」

インドネシアコーヒーを最大限に楽しむ方法として実際に現地で親しまれている方法で飲むのはいかがでしょうか。

ジャワ島ではジャワコーヒーと呼ばれる少し変わった方法でコーヒーを抽出しています。

  • スプーン1杯のコーヒーを細かく挽く
  • 粉をカップに直接入れる
  • カップにお湯を注ぐ
  • かき混ぜる
  • 粉が沈殿してから飲む

この方法はカッピングで用いられる方法と非常に似ており、豆本来の味を楽しむにはもってこいの飲み方であると言えます。

ぜひ上質なインドネシアコーヒーを手に入れたらこちらの方法をお試しください!

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